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2021.06.28
マーケティングの原則
わたなべです。ブランディングから続いて今回はマーケティングのお話をします。
20年以上も前に読んだ「そんなマーケティングならやめてしまえ!」
ダイヤモンド社:セルジオ・ジーマン著
今でも貴重な教科書の1冊です。
「目から鱗・・・」の抜粋を紹介します。
マーケティングの唯一の目的とは、
より多くの商品を、より多くの人に、より高い頻度で、
より高い価格で販売することだ。
これ以外にマーケティングをする理由がない。
今日の市場は、消費者民主主義である。消費者が選択権を握っている。
したがってマーケッターは彼らにどのように選ぶかを伝えるのが仕事だ。
目的を決定せよ。どこに行けるかではなく、
どこに行きたいかによって決定しなければならない。
目的地が決定したら、そこに到達するための戦略を開発せよ。
戦略が核である。それを決して忘れてはならない。
戦略が、「消費者に伝えるべきすべて」をコントロールする。
戦略の変更を決める事はできるが、戦略から逸脱することはできない。
マーケティングは科学である。
マーケティングは実験、測定、分析、改善、そしてその繰り返しである。
自分の考えかたを進んで変える意識が必要だ。
消費者が何を求めているかを判断し、それを提供せよ。
あるいは、あなたが提供できるものを見つけ、それを消費者が求めるものにせよ。
前者のほうが後者よりもはるかに容易であることを忘れるな。
同じことばかり繰り返していては売れない。
商品価値は、消費者にとって意味のある競合他社との差別化によって決まる。
商標イメージ、商品イメージ、ユーザーイメージの関連性イメージを
作り上げる全要素を駆使してブランドを構築せよ。
適切な物差しを使え。売上げではなく利益に、マーケットシェアではなく
実質的な消費に、ブランド認知度ではなく将来の購買シェアに焦点を置け。
消費者に対し、あなたの商品を購入すべき理由を提供し続けよ。
彼らにより高い頻度で来店させ、より多くのものを、より高い価格で購入してもらうのだ。
ローカル市場に根差したマーケティングをしろ、
消費者に個人的にアピールするものを提供せよ。
グローバル・ブランドは多くの強いローカル・ブランドから構築される。
魚のいるところで、釣りをせよ。
あなたの商品を買いたいと思っている、また買う金を持っている
消費者に最大の販売努力を払わなければいけない。
最も利益性の高いターゲット顧客を認識する市場のセグメント化を実行せよ。
消費者にまったく新たな行動をさせたり、行動を変えさせたりするよりも、
現在の行動回数を増やさせたり、行動の幅を広げさせたりするほうがはるかに容易である。
目に見える需要に目をくらまされてはいけない。
人の嗜好は変わりやすい。売れるものを売り続けろ。
組織の全員に、戦略、目的地、ビジネスの目的を
確実に理解させなければならない。
そして、彼らに行動を起こさせよ。
切迫感を持ち、情熱を持って仕事をせよ。
そうでなければ朝起きる意味がない。
上記が「目から鱗」の抜粋です。
当たり前の事だらけが今でも胸に刺さります。
消費者が求めているものを探し出し、提供しづける。
魚のいるところで釣りをしろ。
売れるものを売り続けろ。
戦略なきマーケティングなんてありえない。。。。。
最後にマーケティング(marketing)とは、
企業が行うあらゆる活動のうち、
「顧客が真に求める商品やサービスを作り、
その情報を届け、顧客がその商品を効果的に
得られるようにする活動」の全てを表す概念である。
マーケティングに関するお悩みごと、何なりとクリックマークにご相談くださいませ。