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2021.07.20
「商標のチカラ」を知る。
わたなべです。今回は、商標についてお話します。
商標権とは、
ひとことで言うと、商品やサービスの目印を独占できる権利です。
ビジネスをするということは、必ず、何かしらの商品やサービスを売っています。
商品やサービスを買ってもらうためには、あふれる商品・サービスの中から
自分の商品・サービスを顧客に選び出してもらわないといけません。
ですから、選び出せるように、その商品やサービスには必ず、
他社の商品・サービスと区別するための「目印」が付いているはずです。
その「目印」こそが
「商標」であり、その目印を独占できる権利が商標権です。
商標権の期間は、原則として登録日から10年間となっています。
しかしながら、10年経った後も、更新料を支払って更新手続をすることで、
半永久的に商標権を継続させることができます。
同じ知的財産権でも、特許権は20年、意匠権は25年で長くても切れてしまいますが、
商標権はこのように半永久的に権利を維持できる点で特徴的です。
知っておかなきゃ、商標のこと…
以下、
経済産業省 特許庁 審査業務部 商標課 発行
「事例から学ぶ 商標活用ガイド」より抜粋
早速ですが、問題です。
あなたは事業をするにあたり、以下のようなことを行っていますか?
□ オリジナルの商品名をつけた商品を製造・販売している
□ オリジナルのサービス名をつけてサービスを提供している
□ 看板やホームページに会社のロゴマークを表示している
1つでも当てはまった方、正真正銘の商標ユーザーです!!「商標」は、
事業者等が、自分の取り扱う商品・サービスを他人のものと区別する為に
使用する文字や 図形等のマークです。商標を戦略的に活用することにより、
ビジネスの強い武器になる可能性も・・・・・
是非、商標の「ちから」を信じて、活用してください!
出典:経済産業省 特許庁 審査業務部 商標課 発行「事例から学ぶ 商標活用ガイド」より
こんなに強い、商標のちから!
消費者は、時には無意識かもしれ ませんが、
商標を通じて自分の購入 したい商品やサービスを判断してい ます。
そして、消費者が感じた商品・サービスへの信頼や好意が商標に蓄積されていきます。
出典:経済産業省 特許庁 審査業務部 商標課 発行「事例から学ぶ 商標活用ガイド」より
その結果「商標のちから」はぐんぐん強くなって いく!
モノやサービスがあふれるこの時 代、
商標の果たす役割はますます大 きくなっています!!
出典:経済産業省 特許庁 審査業務部 商標課 発行「事例から学ぶ 商標活用ガイド」より
※「普通名称化」とは、もともと商標だった言葉が、誰もが一般に使用するような
商品・サービス名になってしまうことです。
商標が普通名称化してしまうと、 商標権があっても他人の無断使用を排除することが
難しくなりますので、普通名称化を防止するための対策を行うことも重要です。
大切な商標は、商標権でしっかり保護しておかないと、
次のようなリスクがあります。
出典:経済産業省 特許庁 審査業務部 商標課 発行「事例から学ぶ 商標活用ガイド」より